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基本情報

 

 塾や学校を選ぶ上で、以下のことを参考にして下さい。

集団指導と個別指導,大手塾と個人塾

集団指導の特徴

 従来の塾のスタイル。6~7名ほどの少人数制もあれば、学校と変わらない人数の塾もある。

 基本的にレベルの高い授業が行われ、学校よりも難しく早いことが多い。

 比較的学力の高い子どもが集まりやすく、周りと競うことでより学力・やる気が高まりやすい。
 授業について行けない場合は補習になったり、大手だとクラスを変更させられたりと、
置いていかれる可能性がある。

 時間やカリキュラム決まっているため、受験に対するペース配分がうまくいく。

 受験に関する情報量も比較的豊富。
 全国模試が必須であることが多いため、相対的な成績を把握しやすい。

 一方通行の講義形式が多く、理解の遅い子には厳しい。

メリット: 質の高い授業が多い。受験に向けて、きちんと計画的に学習ができる。

    緊張感が生まれ、学習に集中しやすい。切磋琢磨し、能力以上に引き上げられることも多い。

デメリット:できない子は落ちこぼれやすい。1人1人にあった細やかな指導がしづらい。

    授業の時間や曜日が固定で、変更がしにくい。

個別指導の特徴

 ここ最近流行っている塾のスタイル。マンツーマンあるいは講師1人に生徒2~3人で授業が行われる。

 生徒の元々の学力・学習進度に合わせて授業を行う。基本的には学校の授業の復習となり、

 わからないところをわかるようになるまで、分かるまで丁寧に教えてもらえる。

 講師に対する生徒が少数で、精神的距離が近いため質問なども行いやすい。

 講師側も、生徒の状況を把握しやすいので、1人1人に合った学習計画を組み立てやすい。

 比較的講師が多いため、相性が悪い場合は講師を変えることもしやすい。

 逆に講師と仲良くなりすぎて、緊張感のない学習になりがち。

 また、学生講師が多く、質が低いことが多い。

メリット: 子供に合わせて、レベルやスピードをを調節できる。授業時間の都合がつけやすい。

    楽しい雰囲気で気軽に学習できる。

デメリット:復習が主となり、定期テストや入試に間に合わない場合が多い。授業の質が低く、できる子には必要ない。

    緊張感がなくスピードも遅いため、高校の授業について行けなくなりやすい。

大手塾の特徴

 一つの校舎だけでなく、地域を横断して複数の校舎を持つため情報量が多い。

 どの学校、どの教科書にも通用するようような指導方法や教材を使う。

 大きな当たりはずれがない。資本があるため、教材や設備が整っている。

 講師研修など行い、教育や業務の質を向上させる環境にある。

 専科の講師が多く、専門性が高い。

 規模が大きい分、融通が利かない場合が多い。

 学校によっては学習単元が重複したり、補習が行われなかったりする。

 他の教室へ、良い先生が異動してまう可能性がある

 我流で指導することが少なく、安定した指導が期待できる。

 会社単位で行動できるため、別の企業とのタイアップを行うなど

 個人には真似ができないことが可能である。

メリット:安定した質の授業が受けられる。受験に関する情報が豊富。

    教師や塾自体が日々改善している。

デメリット:できない子は落ちこぼれやすい。1人1人にあった細やかな指導がしづらい。

    授業の時間や曜日が固定で、変更がしにくい。

個人塾の特徴

 地域に根差しているため、地元周辺の情報量は多い。

 地元中学校の定期試験問題を保存しており、 内申点をとるために定期テスト対策をしてくれたり、補習を行ったりする。

 勉強を教えるだけでなく、家庭学習ができるように生活習慣の指導まで行う。 卒業後も親身になってくれる塾が多い。

 大手塾に比べ、比較的授業料が安い。仮に安くなくとも、

 補習が無料だったり、講座代を取らなかったりとトータルで見れば安く済むことが多い。

 利益を追求するのではなく、己の志のために指導を行う塾が圧倒的に多い。

 元々何かしらの組織に属しており、その知識を活かした指導を行う。

 独自性の高い指導を行うため、勉強以外でも生徒に与える影響が大きい。

 自浄作用がないため、誤った指導を行ってしまう可能性が大手に比べて高い。

 少人数で経営するため、一人にかかる負担が大きく、研修等に時間が割けない。

メリット:地域に関わる情報が豊富で、それに合った指導が可能。

   あらゆる面で融通が利く。利益を追求しないため、金銭面でも融通が利きやすい。

デメリット:独特な塾が多く、生徒や保護者の目的と合致しないことがある。

    大手に比べると、教材研究に割ける時間が少なくなり、専門性が低くなりがち。

    

※大手集団塾の特徴

 大人数を多人数で教えられる。(生徒50人に5名の先生が指導するなど)

 当然、単科担当の先生のほうが能力が高いことが多く、効率も良い。

 人件費や設備の維持費が高くなるため、どうしても授業料が高くなる。

 現在では、授業料を上げない代わりに夏期や冬期の講座料金や合宿費用、入試直前講座など

 様々な名目で料金の徴収を行うことが多い。(大手集団塾以外でもその傾向はある)

礎義塾の特徴

 本校は少人数制集団型個人塾であるため、概ね上記の集団塾と個人塾の特徴に合う。

 ただし、定期テスト対策として勉強時間は確保するが、特別にテスト専用の学習を行うわけではない。

 必要であれば定期テストの範囲外の勉強も行う。

 つまり、軽視しているわけではないが定期テストの点数をさほど重要視していない。

 指導を行うのは原則塾長であり、高校の授業に繋がるような指導を小中学生のうちから行う。

 集団での講義形式の授業を行った後、個々の演習を行う。

 能力に合わせて課題を変えるなどそれぞれに合ったハードルを与えている。

 クラスは原則1学年1クラスであるため、成績が高すぎる子や低すぎる子にとってはあまり効果的ではない。

 大学受験への通過点として、高校受験を位置づけているため、

 本質的な理解をせずに、ただ解けるという状態を出来得る限りなくすような指導を行う。

 問題をどんどん解いたり、暗記のために何回も書いたりといった疾走感のある授業よりも

 じっくり考えたり、学校ではあまり扱わない分野の学習を行ったりと脳に負荷がかかるような授業が多い。

 基本的に年度の初めに提示した金額以上の徴収は行わない。

メリット:受験勉強のためだけに役立つ学習ではないため、進学後落ちこぼれることが少ない。

    ある程度の秩序と緊張感を保ちつつ、リラックスして学習に取り組める。切磋琢磨し、能力以上に引き上げられることも多い。

    賢くすることを目的の1つとしているので、飛躍的な能力向上が望める。

​    あらゆる面で柔軟に対応するため、個人的な要望が通りやすい。

デメリット:学校のテスト対策を中心としていないため、能力以上のテスト結果が出ることはほとんどない。

    推薦受験を考える場合には不向き。個人レベルの情報量であるため、大手に比べて受験情報の量が少ない。

    指導方法や目的に特殊な部分があるため、講師を信じられないのであれば不安は付きまとう

    考えることを嫌う子にとってはストレスに感じることが多く、非常に大変である。

​    塾長1人のため、馬が合わないと継続が難しい。特に淡々とした性格のため、人によっては不信感を抱くこともある。

カリキュラムと内容

段階ごとの必要な能力

 塾にいつの段階で行けばいいのか悩まれる方が多い。わからなくなってからでは遅い場合もある。

 基本的に理社は後からでも何とかなりやすいが、英数に関してはそうではない。

 国語に至っては​小学校や普段の生活の影響も大きいため気を付けなくてはならない。

中1に必要な能力

 数学: 正負の数→文字式→方程式→関数(比例・反比例)→平面図形→立体図形→資料

    この学年で必ず押さえておかなくてはならないのが、方程式である。

​    これができなくては致命的だ。2・3年で取り戻せない場合がある。

    1学期に文字式まで行い、2学期に方程式と関数を行うことが多い。

    少なくとも夏の段階でそれまでに学習した内容の計算ができない子は何かしら手立てを打たないと問題は悪化する。

    特に方程式の​利用を時間を割いて行ってほしい。これは教科書の問題だけでは不足する。

 英語: be動詞,一般動詞,疑問文,否定文,疑問詞,過去形

中2に必要な能力

 数学: 式の計算→連立方程式→関数(一次関数)→平面図形(平行線と角・合同・三角形と四角形)→確率

    この学年で必ず押さえておかなくてはならないのが、一次関数である。福岡県では特に入試頻出だ

    文章題はいくらでも難しい問題が作れるため、数多くこなす必要がある。

    1年次に方程式がきちんとできていれば、連立方程式はちょうど良い復習となるだろう。

    逆にこれができないということは1年の復習からしなくてはならない。

    また、式の計算や合同で証明が出てくる。ここも時間をかけてでも理解して欲しいところだ。

中3に必要な能力

 数学: 式の展開→因数分解→平方根→二次方程式→関数(二次関数)→平面図形(相似・円周角の定理)→三平方の定理→標本調査

    この学年で必ず押さえておかなくてはならないのが、二次方程式である。

    そもそも受験生ともなれば全部できなくてはならないのだが、どうやっても全部を理解する時間と能力がない場合、

    次方程式を選ぶべきだ。高校生になって最も必要となるからだ。​

    1・2年生まで順調に理解してきたのであれば、図形に力を入れたほうが良いだろう。

    入試直前になって習う単元であり、1・2年生の頃よりも数段難しい問題になる。

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